幸せホルモン「セロトニン」は、ドーパミンやノルアドレナリンの暴走を抑え、心を癒し、安心感や安定感、平常心をもたらす神経伝達物質です。逆に、セロトニンが不足すると、落ち込んだり、怒りっぽくなったり、不眠、冷え性、うつ病になってしまうと言われています。現代社会は、ライフスタイルの変化、夜型の生活、不況や人間関係からくるストレス、スキンシップの欠如、運動不足などによりセロトニン不足になりやすい状態です。しかし、セロトニンを上手に増やすことができれば、心が落ち着き、幸せに満ちた生活が送れるのです。それでは、どうやって増やしていけばいいのでしょうか。6つのポイントをご紹介します。
規則正しい生活を送る
健康的な生活を送るためには一番大切なことかもしれませんね。
朝日を浴びる
セロトニンは脳を覚醒させる、つまりは起きていることを促す作用があります。逆に睡眠ホルモン「メラトニン」は夕方から分泌量が増えていき、睡眠を促す作用があります。朝日を浴びて体内時計をリセットすることで、セロトニンの分泌が増えるのです。
リズムよく運動する
一定のリズムを刻む運動をするとセロトニンの活性が高まるという研究結果が出ています。ウォーキング、ヨガなどの体操、自転車をこぐなど、5分以上の運動を続けると効果的です。
よく噛んで食べる
リズム運動の効果があり、セロトニンの活性化に効果があると言われています。
スキンシップ
スキンシップを摂ることで、愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌されます。オキシトシンはセロトニンの活性を高めたり、分泌を促進したりする効果があります。動物と触れ合う、人に親切にする、刃具をするなど、身近なところからスキンシップを図っていきましょう。
トリプトファンを含む食品を摂る
セロトニンの素となるのはトリプトファンというアミノ酸です。トリプトファンは体内で作ることができない物質ですので、食事により体内に取り込む必要があります。牛乳やヨーグルトなどの乳製品、豆腐や納豆などの大豆製品、ピーナッツ、バナナなどに多く熟まれていますので、毎日とるようにしましょう。